インプラント治療に
不安を感じている方へ
安全確実にインプラント治療を
してくれる医院はどこだろう…?
このようにお考えの方は
多いと思います。
医院選びで大切なこと。
それは次の2つです。
- 世界基準にのっとった治療を行うこと
- 最低でも20年以上再治療にならない
治療法の選択ができること
これはどの歯科医師でも
できることではありません。
しかし、これができなければ、
インプラント治療を行ってはいけないと
私たちは考えています。
「歯科医師目線」でのインプラント治療をする医院の「選び方」
「インプラント治療はどの医院で行っても同じ結果になる」。
このようにお考えの方が多くいらっしゃいます。
これは誤った考え方です。
歯が失われた部分にインプラントを埋め込むことはどのドクターでもできます。
しかし、見た目の美しさ、そして20年後も維持させられるかどうかはどのドクターでもできるものではありません。
インプラント治療はその場限りのものではなく、何十年も使い続けるものです。
また中途半端な治療をしてしまうと、早期にインプラントが脱離してしまう他、他の歯にもダメージを与え、回復させるために長い期間と多額の費用が掛かってしまうこともよく見受けられます。
値段が安いから、先生が優しそうだからなど、安易な考えで治療をする医院を決めて良いものではありません。
では、どのような医院でインプラント治療を行うべきか。
歯科医師目線でその基準をお伝えさせていただきます。
医院を選ぶうえでの「最低基準」
これは一般的に言われている基準となります。
もちろん当院ではすべての基準を満たしています。
基準1:世界のドクターに認められた「一流インプラントメーカー」の利用
インプラントメーカーは国内で流通している物で50から100社あると言われており、海外から個人輸入できるものも含めると200社を超え、それぞれ特性が異なりますし、中には粗悪品も含まれます。安いインプラント治療を打ち出している医院は、「安かろう/悪かろう」インプラントを提供していることも少なくありません。
メーカーを選定する上での基準は「日本国内および世界におけるシェア」となります。
当院で使用しているインプラントは、ストローマン社(世界シェアNo1)となります。
シェアを獲得しているということは、多くのドクターにその有効性が認められているからに他なりません。
粗悪なメーカーは自然に淘汰されます。
ストローマンインプラントは世界中の多くの歯科医院で使用されており、過去の臨床実績も豊富で、安心して使用できるインプラントといえます。様々な特徴がありますが、一番の特徴は「治療期間を大幅に短縮できる」ことです。インプラントが周囲の骨と結合するまでの期間は、通常2~4ヶ月必要ですが、ストローマンインプラントは1~2ヶ月となり、短期間での治療が可能となります。また、自然な審美性を表現でき、長期安定性も非常に高いことが特徴です。
基準2:CT撮影を必ず行うこと~「確実性」をいかに高められるか
CTとは、立体的(三次元)に骨の状態や神経の位置を把握できる特殊な撮影装置です。
二次元のレントゲン(歯科医院にある通常のレントゲン)では見えなかったこと、分からなかったことが、CTなら正確な診査と診断ができ、安全性と治療の確実性を高めることが可能となります。
医療において「見える」「見えない」は治療クオリティに大きな差が出ます。ましてや外科手術を伴うインプラントにおいてはなおさらです。
基準3:「世界基準」に則った治療を行うこと
世界基準というと大げさな感じがしますが、そうではありません。
インプラント治療は全世界で行われている治療で、日々、新しい考え方、より安全な施術方法などが発表されています。その最新の情報をキャッチアップし、治療計画や実際の治療に落とし込む姿勢が、医療人としてのあるべき姿です。
歯科先進国の欧米と比べ、日本の歯科医療はまだまだ遅れていると言われています。
つまり、日本で得られる情報では不十分なのです。
常に世界に目を向けなければなりません。
以前、インプラント事故が世間をにぎわせたことがあります。
原因は、本当に基本中の基本をおろそかにしたことでした。
いくら最新の設備があり、たくさんの症例をこなしていたとしても、術者側が最新の情報を持ち得なければ、治療は中長期的に必ず失敗します。
世界的に安全と認められている「基準(ルール)」にのっとり治療を行うこと。
これが患者様への最低限の礼儀ではないでしょうか?
基準4:優秀な歯科技工士との連携
歯科技工士という職業をご存知でしょうか?
あまり表に出てこない存在ですので、患者様が知らないのも無理はありません。
実はインプラントに使用する歯の部分は、この歯科技工士が作製します。歯科医師が作るわけではないのです。
つまり、この歯科技工士の「腕の良し悪し」で「美しさのクオリティ」が決まってしまうといっても過言ではありません。
当院では高い技術を持つ歯科技工士と連携して、高品質な治療を行っています。
基準5:「20年後も利用し続けられる」治療法の選択
「インプラント治療をすれば生涯使い続けることができる」
このように考えている患者様はたくさんいらっしゃるのですが、これは正しい認識ではありません。
正確には、「しっかりした技術・知識・経験を併せ持ったドクターが担当すれば…」という文言が付与されます。
つまり、長期安定させるためには「歯科医師の質」がすべてになります。
先ほどもお伝えしましたが、インプラントを埋入することは歯科医師であれば誰でもできます。しかし、治療後、どれだけ長期的に安定させられるかはドクターの技量にかかってきます。決して安くないインプラント治療費。その治療費に見合うインプラントを皆様には手に入れて欲しいと思っています。以下、インプラントの長期安定のために大切なことをお伝えします。
「予知性」の大切さ
「治療の予知性」とは施された治療がどのくらい長持ちするのかということを臨床経験に基づいて評価することです。つまり、1本のインプラントをこの部分に、この確度で、この長さのインプラントを埋入することで、長期的にどのようなことが起きるのかを事前に計算してオペを行うということです。
以前、他院でインプラント治療をしたが、問題が生じて当院に来られる方が多くいらっしゃいます。その方のお口を見ると、「どうして、このような治療を行ったのか…」と驚きを隠せない症例が多くあります。
予知性を持たず治療をしてしまうと、数年後、必ず問題が生じます。
これは一朝一夕で身につく能力ではありません。日々の研鑽が大切になります。
「噛み合わせ」の大切さ
天然歯は「歯根膜」というものがあり、噛む力を上手に分散してくれます。
しかし、インプラントはこの歯根膜がありません。
そのため、「垂直」の力には対応できるのですが、「横の揺さぶり」の力には上手に対応できません。
そのため、歯と歯の噛み合わせを新たに設計し、「横の揺さぶり」を軽減させる処置が必要になります。
インプラント治療後、インプラントが抜けてしまう大きな原因はこの噛み合わせがうまく調整されていないことが多くあります。
当院ではこの部分までもしっかり計算した上で、インプラントを行っています。
「清掃性」の大切さ
インプラント治療をしたとしても、「インプラント周囲炎」という病気に気を付ける必要があります。これは「歯周病」と同じ病気で、最終的にはインプラントを支えている骨が溶け、インプラントが脱離してしまいます。
この病気の原因は「日々のお口の清掃が上手にできていないこと」が原因です。
それではしっかりお口のケアをすればこれを防げるのかというと、そうではありません。
インプラントは上部構造とアバットメント、インプラント体の3つの構造に分かれます。
それぞれ別の部品でできていますので、境目にどうしても汚れがたまりやすくなります。
日々のブラッシングでその汚れをしっかり落としきることができるのであれば問題ないのですが、ケースによっては構造上どうしても汚れを落としきれないこともあります。
そこからインプラント周囲炎が発症し、問題が起きてしまうのです。
当院のインプラントは各パーツの形態を清掃がしやすいように整えて製作しています。
最後に、担当医からのメッセージ
インプラント治療というと、「歯を失った場合の1つの選択肢」というイメージがあると思います。決して間違いではありませんが、歯科医師の立場から皆様にお伝えしたいことは、インプラント治療は「お口の健康維持(=予防処置)」に通ずるということです。
歯を失った場合の選択肢として「入れ歯」「ブリッジ」「インプラント」の3つがあります。
入れ歯の場合、入れ歯を安定させるために金属のバネを他の健康な歯にひっかける必要がありますので、入れ歯の状態によっては健康な歯に負担をかけてしまうこともあります。
また、ブリッジの場合も他の健康な歯を支台とする必要があり、咀嚼の度に健康な歯へ過度の負担がかかることで、負担がない場合と比べ、寿命が短くなる可能性があります。しかし、インプラントの場合は他の健康な歯に負担をかけることはありません。
つまり「他の健康な歯を守る」という意味で、インプラントは予防処置といえます。
冒頭でもお伝えしましたが、最近では、「このような医院でインプラントをすれば安心」などの指針が出ています。衛生管理がしっかりしている、CT撮影を行っているなどです。
これはあくまで1つの指針です。
どのような最新の機材・治療法などを取り入れたとしても、オペを行うドクターの技術・経験、そして「想い」が不足していれば、本当に安全・確実なインプラントはできないと私は考えます。
しかし、この部分を事前に知ることは非常に難しいのが現実です。
○○○の資格を持っている、○○○に留学して勉強をしてきた…なども1つの参考情報とはなりますが、あくまで参考にしかなりません。
では、どうすればいいのでしょう?
非常に原始的ですが、「直接ドクターと話す機会を設け、そのドクターの人間性を知る」ことしかないのかなと思います。
インプラントはすべてにおいて最高の治療ではありません。デメリットも存在しますし、ケースによっては入れ歯・ブリッジの方が適切な場合もあります。また、患者様の経済事情、好みなどにより治療法は変わってきます。
患者様のお口の状態や体の状態、そして何よりも患者様の希望をしっかり把握した上で、どのような選択肢があるのか、そしてどのようなメリット・デメリットが存在するのかを納得するまでしっかりと説明し、最終的には患者様に判断していただく。
この姿勢があるかどうかが「信頼できる医院」の1つの基準だと思います。